「はばたく次世代」研究ブーストプログラム(2024年度第1期)の採択課題

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掲載日: 2024年8月28日
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東京大学は、第一三共株式会社による「はばたく次世代」応援寄付プログラム(2023年度)に採択されました。
本プログラムは、社会・経済の変革をもたらすイノベーションの源泉となる「基礎研究」の発展を期待し、大学等の研究マネジメント組織を介して若手研究者を支援するもので、本学ではリサーチ・アドミニストレーター推進室が主体となり学内の若手研究者支援を実施します。

若手研究者が自らの「強み」である基礎研究のテーマを極めるとともに、次のステージへはばたくために、分野を超えた俯瞰的な視野と異分野とつながる柔軟性を養うことが、本学の構想です。
この実現のため、新たに「はばたく次世代」研究ブーストプログラムを立ち上げ、構想の趣旨に賛同し、当該プログラムによる助成を希望する研究提案を募集いたしました。
学内から40件をこえる応募があり、審査を経て、この度、下記8課題の採択を決定いたしました。

  • 石川 昇平(工学系研究科)ゲルゲル相分離構造をテンプレートとした多孔性poly(ethylene glycol)スポンジゲルの精密設計
  • 木村 真博(理学系研究科)系外惑星観測と理論予測との統計的比較に基づく惑星形成理論の検証
  • 近江 純平(薬学系研究科)細胞内ホスファチジルセリンの空間情報を解析する基盤技術の開発
  • 石垣 泰暉(情報理工学系研究科)柔剛ロボットとヒトの運動と身体創出のためのハイブリッドリンク微分可能シミュレータの構築
  • 安村 駿作(生産技術研究所)計算先導固体触媒担体スクリーニングの方法論確立
  • 小塩 慶(史料編纂所)前近代日本の文字資料群の分析による「知」の伝承と展開の解明
  • 蒋 春啓(大気海洋研究所)全球メタゲノムデータで解明する海洋微生物Chloroflexota門の生態学的役割とその適応過程
  • 福島 菜奈絵(先端科学技術研究センター)複数の宇宙線照射生成同位体を用いた年代測定法の応用:北極圏エルズミア島の氷河後退年代の決定から探る、最終氷期の生物活動の履歴