プリンシパルURA

野上 識NOGAMI Satoru

野上 識 - NOGAMI Satoru
所属1: リサーチ・アドミニストレーター推進室
所属リンク1: http://park.itc.u-tokyo.ac.jp/ura/
所属2: 理学系研究科
所属詳細2: 研究支援総括室
所属リンク2: http://www.s.u-tokyo.ac.jp/ja/ORSD/
キャンパス: 本郷
学位: 博士 (理学)
学術的専門分野: 分子生物学、微生物学、計量形態学

業務キーワード:

経歴:

酵母の利己的遺伝子の研究で学位取得後、医科大学助手(動物細胞の小胞輸送に関わる新規タンパク質の生化学)、ポスドク・特任教員(酵母・藻類の定量的細胞形態学)を経て2014年5月に理学系研究科にURAとして着任。研究科全体の研究力強化に関わる業務に幅広く取り組む。2017年3月シニアURA認定、2019年4月より高度学術専門職員となり、理学系研究科での業務に加え大学全体の研究力強化に資する業務および学内URA制度の定着・発展に関わる業務に取り組む。2021年1月プリンシパルURA認定。

主な業務内容・活動・役割・結果:

・フォトンサイエンス・リーディング大学院(学位プログラム運営業務)中間評価・事後評価で最高のS評価に貢献。
・自然科学と社会基盤学の連携による日露学生交流プログラム(大学の世界展開力強化事業)(補助金獲得及び事業運営)
・ニューロインテリジェンス国際研究機構(補助金獲得)東京大学として二つ目の世界トップレベル研究拠点プログラムの採択に貢献。
・理学系研究科国際卓越大学院構想(運営費獲得及び事業運営)研究科として取り組む複数の国際卓越大学院プログラムの運営経費獲得に貢献。
・変革を駆動する先端物理・数学プログラム(卓越大学院プログラム)(補助金獲得及び事業運営)採択に貢献。
・研究科の研究力評価(書誌情報等に基づく研究科の研究動向の分析)研究科諮問会で報告。
・関連事業の行事・イベント等の運営。
・URA研修の講師としてプレアワード・ポストアワードを担当。
・URAワークショップの事例紹介とファシリテーターを担当。
・IRデータ課と協働し研究力の分析を実施。

業績リスト(論文・著書・MISC等):

野上識、馬場良子、林輝幸、山内薫 『理系博士のキャリアパスとしてのURA-東京大学大学院理学系研究科での活動-』、RA協議会第1回年次大会、口頭発表、平成27年9月1日~2日、信州大学
野上識 『生命科学系部局URAのInCites利用事例』、第4回 InCitesユーザー会、依頼講演、平成28年11月18日、トムソン・ロイター 赤坂Bizタワーオフィス
野上識 『スキルをつなげよう~個人スキルのマネジメントストラテジー』、RA協議会第4回年次大会、講師、平成30年9月19日、神戸国際会議場
野上識、武田洋幸 『学術の信頼性を損なう粗悪雑誌問題』日本学術会議主催学術フォーラム、講演、平成31年4月19日、日本学術会議講堂
野上識、武田洋幸 『学術の信頼性を損なう捕食雑誌問題』学術の動向、寄稿、令和元年10月号
野上識 『捕食学術誌・カンファレンスにご用心!』講演会、令和元年11月11日、早稲田大学
野上識 『リサーチ・アドミニストレーターの仕事』、「現代科学技術概論I」、オムニバス講義の一コマ分、平成27年度より毎年
野上識 東京大学リサーチ・アドミニストレーター研修 『プレアワード』『ポストアワード』、講師、平成29年度より毎年

URAを志したきっかけ:

私立医科大学、本学新領域創成科学研究科などで生物科学分野の研究をしていましたが、周囲の優れた研究者が、研究以外の仕事に忙殺されているのを見て、「この人たちは能力のうち10%くらいしか研究に投じていないのではないか?その2倍くらい研究に注力できればもっと素晴らしい研究成果が出るのではないか?」と感じていました。そんな折、研究経験を生かして研究者が思う存分研究することに貢献できるURAという仕事を知り、是非やってみたいと思いました。